ヒマラヤ山脈地帯は、世界の他のエリアとは大きく異なり、風土的また地理的に複雑多様な地域です。世界で最も高度が高く、世界最高峰のエベレスト山を擁するこの大地よりも太陽に近い場所は、この地球上にはありません。
ヒマラヤ山脈の肥沃な峡谷地帯の土壌は非常に豊富なミネラル分を含んでいます。これは、今から何千年も前の地殻変動の際に岩盤が隆起したことにより、地中深くのミネラルを多く含む層が地表部分に押し出されたためです。
ヒマラヤ地域はその独特な地理条件のため、1万8千種以上にも及ぶ珍しい植物が生育しており、これらの植物のうちの大多数は、ヒマラヤのこの地だけにしか見られない固有種です。
さらに驚くべき事に、ヒマラヤには薬草として使用できるものや健康維持に効果があると言われる固有植物がおよそ8千種以上もあることをヒマラヤの人々は発見していたのです。しかし、これらの貴重な知識は一夜にして得られたものではありません。
遥か昔、人類文明がヒマラヤ地域で発達を始めた頃から、知識が培われ、新たに得られた知恵と共に後世に代々受け継がれてきた結果なのです。
歴史上で初めて自然療法を行う薬師が生まれたのはヒマラヤ地域と言われており、彼ら薬師たちはその知識や知恵を中国やチベット、インドの植物学者にも伝えていたそうです。
ヒマラヤの薬師たちの数々の発見の中で最も大切にされて来た「秘密」が、歴史の夜明けの頃からヒマラヤの峡谷地帯一帯に数多く繁茂していた固有種植物に実る、ゴジの実なのです。
近隣の国からヒマラヤに薬草の勉強のためにやって来た人々は、ゴジの木を自国に持ち帰り大切に栽培したそうです。このようにして健康への驚くべき効果を持つゴジの実が周辺の国々にも広がって行ったのです。